
香港の企業家から「日本で会社を設立したい」との依頼です。
経営・管理というビザの在留資格認定証明書を申請します。
その証明書をもらえると、香港に送ってあげて、
日本大使館に持っていくと、そのビザがもらえて日本に入国、
中長期の滞在が許されます。
9月16日に申請書を提出して昨日の11月9日に許可が出ました。
日本にいる代理人はほんとに喜んでいました。
会社を設立するのですから、事務所の場所を決めて、見積書をもらいます。
事業計画書を作成し、定款まで作って、たくさんの資料を提出しました。
標準処理期間が1か月から3か月となっていて、時間の掛かる申請です。
1か月を経過してから、「まだですか?」「まだですか?」の
問い合わせが毎日のようにきました。
日本国は外国人旅行客を大勢呼ぼうとしておりますが、
仕事をしに来る人には大変厳しいのです。
高度専門職というビザがあって、高度な専門的な能力を持っている人は、
優遇されていますが、単純労働では基本的には許可されません。
許可はあくまでも、法務大臣の裁量となっておりますので、
不許可になっても、不服申し立てもできません。
日本の大企業に来る高度人材ならば許可は簡単に出ますが、
これから日本で起業しようという人には、本人の財力、
仕事の内容等についても厳しく見られます。
その難関を乗り越えるための資料作りは大変です。
なんとしても通してあげたいと思い頑張りましたので、
依頼者同様ほんとにうれしいものでした。
もちろん高額の成功報酬も頂きました。
ありがとうございます。
日本の人口は更に減っていき、労働力人口も減りますから、
外国人労働者をもっと多く迎えるようにしないと、
将来の日本は、経済的にも停滞していくのだと思います。
外国人にもっと道を開いてあげる政策転換が必要だと思います。
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