2016年03月23日
相続人調査が終わりましたが、被相続人の父の戸籍が消えていました。
相続人調査で、依頼者が小さいときに、
母と別れた父親の戸籍をたどっていくと、
浜松市役所から〇〇市役所に調べに行くことになりました。
そこで、「依頼者の知らない実の姉と妹」の存在が判明。
そこでもまだ父親の生死が分からず、さらに千葉の〇〇市役所
から戸籍謄本を郵便で取り寄せしました。
更に「依頼者に異母兄弟2名」の存在が判明しました。
そこでもまだ父親の生死が不明です。
その次は東京都〇〇市から取り寄せるとようやく
父親の死亡が確認できました。
それでも父親の出生がまだ確認できません。
相続人調査はすでに死亡した相続人の出生から調べないと
他にまだ子供がいるかもしれません。
最後の調査と浜松でまた戸籍謄本を依頼すると、
3時間以上経過してから記載の本籍地に「該当者が見当たらない」
との回答です。な、な、なんと約10年の記録がないのです。
「戦争で焼失したのですか?」−−−「わかりません」
前に千葉から取り寄せた謄本を読み返してみると、
昭和元年に焼失して戸籍を再製したとの記載がありました。
その再製にミスがあったのだろうか?!
理由はわからないまま、役所にお願いして申請書に朱字で
「該当者ありません」と記載してもらいました。
父親の10歳からは判明しているので他には子はあり得ないと
判断できるとして、調査終了です。
その旨を報告書にして、依頼者に回答しました。
契約通りの報酬はいただけたので良かったです。
こんなことにならないため「娘のために遺言書を残したい」
と次の依頼に結びつきそうです。
私のホームページの遺言のページはこちらです
⇒ http://yonejimu.com/custom4.html
この記事へのコメント
大変な業務でしたね。よく調べましたね。もうプロですね。また教えてください。
Posted by 安喰満範 at 2016年03月23日 08:12
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